| カジノは奴らを逃がさない! | |
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「ラスベガスをぶっ潰せ」と同じ著者で、同じMITの学生達が主人公だがやり方が違う。前作はカードカウンティングだったが、今度はカードトラッキング3種。つまりカードの行方を追い続ける方法。
ディーラーが最初にシャッフルしたときに底のカードが見えたら覚える。カットを正確に特定の位置、たとえば52枚目とかで行う(これは訓練)。それによって52枚目にたとえばジャックが来るとわかる。あとは正確なブラックジャックをしながら(カジノ側に2%ずつ儲けさせながら)、ここぞというときに大金を賭けてジャックをディーラーに送り込んでバーストさせる。必ず勝てるわけではないがそのときの有利性は30%に達する。1時間に一回そのチャンスを拾っていけば大勝ちできるという理屈。あるいはAを追っかけて自分に誘導するとか。Aを一枚目に引くだけで有利性は51%。それが来るとわかっているときに大金を賭けておけば・・・。
カードカウンティングの有利性は+2%しかない、対してこっちは+30%とか+51%とか。いきおい目立つ。大賭けしたときの勝率が半端ないわけで。数日で何十万ドル稼ぐ一方、カジノの対応も荒っぽくなる。「奥の部屋」に手錠でつながれて拘束されたり、カリブでは億万長者のオーナー自らに銃を突きつけられ10万ドルを没収された挙句に島全部への出入り禁止。派手な勝ちで目立つもんだから、どこへ遠征しても即座にファックスで顔写真がベガスの探偵社に照会されて要注意人物とばれる。モンテカルロでも銃を突きつけられての出禁。カジノに関係なく、たんに派手に勝った金持ちを狙うチンピラ強盗にも狙われるしw
てなわけで、こないだ読んだパストポスト詐欺といい、カジノに勝つ方法はいろいろあるもんだね。それだけ「カジノに勝つ」というのは魅力的なんだろう。そして一方で、勝つ奴は絶対に許さないカジノ側。やり方がわからなくても勝っているという理由だけで圧力をかけ脅し追い出す。そんなカジノからみんなで金を奪っちゃってくれと、秘密を明かした主人公は言う。重要なのはあなたがいくら勝てるかだけではなく、カジノをいくら負けさせられるのかなのだと。



